眠れない夏の夜

自分は幸せだ!というのは実は思い込みで、他人と比べるのがこわくて自分だけの世界に閉じこもっているだけだったりして…なんて思い込んでしまうほど、夜の波がこわい。

10代の頃はよく夜の波にのまれそうになったことがあった。私は泳げないのだ。

世界が突然真っ暗闇になってしまって、心がすかすかなはずなのにぐちゃぐちゃで、胸が苦しくて呼吸がしにくい。まあ、そんなのは そんなような気がして苦しい だけのことだったのだけど。

とくに夏の夜はそうだった。

そのせいで、夜眠れなくて友達との約束をドタキャンしたり部活をずる休みしたりしてた。

 

時間を持て余すとこのように、夜の波にのまれてしまうのだ。

 

 

仕事を始めてから、夜の波はぱったりこなくなった。昼間働くと夜は眠いから、それはもうぐっすり。仕事を辞めた今も、ある程度生活のコントロールが出来ているし、好きな人が隣にいると夜の波は来ない。守ってくれる、好きな人。

 

なぜ夜の波の話をしているかというと、実は今、のまれそうになっているからだ。今夜は好きな人が隣にいない。そういう日は、コツがあって、それは0時回る前に眠ること。私は今日、それを失敗したのだ。

 

だって只今の時刻、1:59。

 

 

夜の波っていうのはね、0時を回ると次第に襲いかかってくるものなのよ。

 

 

さあ!私はこれから、夜の波と遊んで過ごそうかしらね(どうか早めに寝つけますように)