脳梗塞に5回なったおじいさんに会った。「普通は3回で死ぬんだけどね〜」微笑みながら、しみじみと私に言った。おじいさんは80歳だと言う、とても元気な人だった。

 

帰り際に 「若さを大切にね」と言葉を残していったおじいさん。なぜだろう、少しだけ切ない気持ちになった。元気でね、おじいさん。

 

 

この前まで17歳だったのに、いつの間にかもう21歳だ。あれから4年も経って、来年になれば5年、気がつけば10年、20年…といくつもの季節をくぐって、簡単に時は過ぎていく。止めることも進めることも、掴めることも出来ないそれにどう向き合っていこう。若さはいずれなくなってしまう。

 

若さは自由だ、明らかに背負ってるものが少ない。体力や免疫力だけでなく未熟さや青さでさえも武器になる、何にでもなれるのだ。

私はこの武器を何に使おう。世界征服でもしようか。この国を変えようか。明日を変えようか。私自身を変えようか。

 

 

 

大人になってから何を思うだろう。

あの時こうしておけば良かった、もっと出来たはずだ、こんなはずじゃなかった、あの頃に戻ってもう一度やり直したい…こんなのってすごいかなしい

 

 

今あるどれだけの大切なものを大切にし続けるだろう。

どれだけのものを手放すだろう。

どれだけの新しいものに出会うだろう。

 

大切にするのも、手放すのも、掴むのも、自分のこの手だ。人生を決められるのも、この手かもしれない

 

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